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気密性能は必要なのか?
2023.02.09
お役立ち記事
今、家づくりを検討されている方で高気密、高断熱住宅をご希望される方が非常に増えています。
以前、断熱性能に続いての注意点をお伝えしましたが、今回はは気密性能についてとっても重要なポイントを説明いたします。
なんで気密性能が必要なのか?
それは、断熱性能だけをいくら上げても、暖かい家、快適な家にならないから。
なぜ、暖かい家にならないかと言うと気密性能が悪いとせっかく断熱して暖められた空気が
外に逃げてしまうからです。
どこから逃げるかと言うと、暖かい空気は上の方から逃げます。
暖かい空気が逃げた分冷たい空気が下から入ってきます。
冷たい空気が入ってくる分ますます温度差ができて暖かい空気はどんどん上に登って逃げていきます。
温度差による空気の上昇する力はかなり強いものがあります。
熱気球を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
熱気球にはエンジン付いていません。
バーナーで下から気球の中の空気暖めているだけです。
その、暖められた空気が膨張して上にあがっていく原理で
ゴンドラと人持ち上げます。
これって、すごいですよね。
気密が悪いと暖かい空気は上から逃げて、冷たい空気が下から入ってきます。
だからストーブやファンヒーターでガンガン暖めていても、
こたつに入っていないと寒いってことが起こるのです。
これ悪循環ですよね。
この気密性能ですが、北海道の工務店の方から教えてもらったんですが、気密性能が良いかどうかが、
北海道だと外から見てわかるそうなんです。
どこで分かるかと言うと。
それは屋根にできる「ツララ」。
「えっ?ツララのどこが関係するの?」と思いますよね。
実は気密性がしっかりとしている家にはツララはできません。
そもそも「ツララが何んでできるんですか?」
というと室内の暖められた空気が漏れ出て屋根の雪を溶かすから。
気密性能が良くて暖気が外に漏れなかったら屋根の雪は溶けない、だからツララはできないという事です。
島根でツララはできないので性能の違いは、ばれませんけど、
屋根の雪が溶けるほど熱が漏れるってかなりムダですよね。
この気密性能については判断する指標がありますのでまずはそれを知っていただきたいんですが、
相当隙間面積C値と言って建物全体の隙間面積を延床面積で割った数値です。
値が小さい方が性能が高いという数値となります。
一般的に24時間換気がきちんと機能するためにはC値1.0㎠/㎡以下
とういう数値が必要と言われておりますので、
まずは最低でも1.0以下は必要と言えると思います。
24時間換気は機械で室内の空気を外に出して、給気口から新鮮を取り入れるのですが、
気密性能が悪いと給気口ではなく近くの隙間から空気が入ってきてその空気が吐き出されるだけになります。
ストローでジュースを飲むことを思い浮かべてもらったらと思いますが、もしストローに穴が開いていたらコップの中のジュースを飲むことはできません。
穴から空気が入ってきてその空気を吸うことになってしまいます。
ストローに穴が開いていないから、気密化されているから、ジュースを吸い上げることができます。
換気も同じように気密性能が悪いと近くの隙間から空気を吸ってしまい上手く換気ができません。
気密がしっかりしている事によって吸いたい場所から空気を吸う事ができ、その空気が流れを作ってよどみを無くし、換気ができるのです。
そして、その換気システムが機能するために必要な最低限の気密性能、C値は1.0と一般的に言われていますので、1.0以下という数値は必ず必要だと言えるでしょう。
時々がC値1.0以下という事で高気密と言っている住宅会社もありますが、
先ほど説明したようにC値1.0というのは、建築基準法で義務付けられている換気が
きちんと機能するために最低限必要な性能数値です。
最低限の数値をクリアしただけの性能を高気密とはいえないですよね。
断熱性能も、同じで基準が低すぎます。
昭和の断熱材を施工されていないような住宅と比較して高断熱と言ってみたり、
気密なんて全く意識していない家と比較して、高気密と言ったりしてるのが実情。
現代の技術レベルから気密性能を見た場合、高気密と言えるのは換気が最低限機能すると言われるC値1.0の半分
つまり、C値0.5以下の性能と言えるでしょう。
「自然の風通しが大切なので、高気密の家はよくない。」
という声を時々耳にしますが勘違いしてほしくないんですが、風通しは設計や暮らし方であり、
気密は性能のことで、全く別の次元の内容です。
高気密の家は窓を開けてはいけないという事ではありません。
暮らし方として、気候の良いときは窓を開けて自然の風を楽しむことはとてもいいことですし、
それを可能とする間取りになっているかは設計が左右します。
しかし、心地よい風を楽しめる季節ばかりではありません。
ジトジトする梅雨や蒸し暑い夏、凍てつく寒さの冬など決して気候の良いときばかりではありません。
そのような季節に室内の温熱環境をできるだけ変えずに計画的な換気ができるかどうかは気密性が左右します。
このように断熱性や換気を左右する気密性能ですが、実は建築基準法にも省エネ基準にも記載がありません。
まったく話にならないのですが、実は平成11年の省エネ基準にはC値の基準がありました。
北海道などの寒冷地の基準が2.0でその他の地域は5.0というとんでもなく低いレベルの基準でしたが、平成14年に記載が削除されています。
そして、いまだに基準が示されていません。
断熱も建築基準法に盛り込まれる予定になっていたものを直前になって延期が決定され、気密も一旦は省エネ基準に盛り込まれていたにも関わらず削除される。
住宅にとって重要な断熱、気密性能に関する基準がいとも簡単に変えられてしまうことに疑問を感じます。
気密性能は耐震性能や断熱性能と違いがあります。
それは計算で算出するのではなく1棟、1棟、測定の機械を用いて測定をしないとわからない性能という事です。
例えば断熱性能を表すUA値はどんな性能の断熱材を使ったか、どんな性能のサッシを使ったか、面積はどれくらいかなどを拾い出して計算したら出てくるんですが、気密はどんな部材をどこに使ったかで、算出されるんではなくて、毎回、1棟ごとに機械を入れて測定しないと出てこない数値です。
つまりちゃんと施工できているかどうか、施工精度が性能を左右します。
何を使ったかの計算で出てくるのがUA値なので極端な言い方をすると、断熱材をきちんと施工しても、ぐちゃぐちゃに施工しても数値は変わりません。
それに対しC値は計算ではなく、機械を入れて実測しますので施工精度を高めないといい数値は出ません。
計算上の数字ではなく、測定結果という誤魔化しようのない数値が突き付けられることになる、住宅会社にとっては、かなりリスクの高い測定が気密検査。
数値が悪かったとしても完成した建物はどうにもならないんです。
だから建築会社としてもC値はできれば触れたくない指標でもあるんです。
大手住宅会社の中にも、UA値やC値でかなり高い数値を表示しているところもありますが、
もしその数値が実験的に建てたモデルハウスや、理論上の数値という事では意味がありません。
こういう数値を出すことができた家が過去あった、
ではなく実際に自分の家でその性能が出せるのかが重要ですよね。
C値は、実際に測定しないとわからない数値だという事を抑えていただきたいと思います。
ただ、ここで注意していただきたいのは気密測定をしているとしても、
その信憑性はどうかっという事です。
気密測定が工事中と完成時の2回測定しているならいいのですが、
工事中のみというケースは注意が必要です。
建物には電気の引込み口や換気口、エアコンのスリーブなどの
壁を貫通して穴をあける部分が沢山あるんですが、
それら全部に穴をあけて、気密処理をしたのちに測定していればいいのですが、
サッシを付けただけの状態で壁を貫通する穴をあけずに測定し、
その後、壁に貫通する穴を開けるというパターンです。
穴が開いていない状態で気密が良いのは当然のこと。
その後の壁を貫通して開ける穴の処理がどうかが大切なのに
それをしていないのであれば、完成時にはかなり気密性能は落ちてしまいます。
しかも完成時に測定しないのであれば、実際に出来上がった家の気密性能は分かりません。
測定が工事中の1回のみという場合は全ての穴をあけた状態で測定をしているかが重要です。
もし、それが分からないようであれば完成時にも測定してもらうことをお勧めします。
もう一つは、測定している業者が検査や測量専門の第三者機関による測定なのか、
部材納入者などの利害関係者による測定かという点です。
気密性能が上がる部材提供をしている業者自身が測定しているケースは注意が必要です。
気密測定が自社の製品を採用してくれたことによる性能アップをアピールする手段になっているようだと、その信憑性は疑わしいものとなってしまいます。
実際に別の業者が測定したら全然違った数値になったというのを聞いたこともあります。
ただここは部材納入業者でも、きちんと測定している業者もいますのですべて疑わしい問う事ではありませんので、難しいところではありますが、可能なら測量専門の第三者機関による気密測定をお勧めいたします。
どういうこと?と思う方も多いかと思いますが、測定の項目は気密性能ですが、その性能を出すためには細かく丁寧な施工が必須条件であるとするならば、気密以外の工事も丁寧な施工がされているとみていいと思います。
住宅会社を選ぶ際に間取りや仕様、金額の比較は容易にできますが、施工品質についてはわかりにくいものです。
品質については、「大きな会社だから」、「昔からやっている会社だからで大丈夫だろう」
という判断になっていませんか?
気密測定をしているかどうかは建物の性能を左右する数値が分かるだけでなく、測定結果という誤魔化しようのない数値に向き合っているという事、
つまり住宅会社の施工に対する真剣さ精度の高さを推し量る物差しにもなるという事です。
ぜひ今ご検討中の会社様に「全物件気密測定をしていますか?」と尋ねてみてください。
この質問に「全物件測定しています」と答えられる建築会社は気密性能だけでなく施工品質の向上に取り組んでいると見ていただいても良いかと思います。
以前、断熱性能に続いての注意点をお伝えしましたが、今回はは気密性能についてとっても重要なポイントを説明いたします。
なんで気密性能が必要なのか?
断熱性能だけでは不十分
なんで気密性能が必要なのか?
それは、断熱性能だけをいくら上げても、暖かい家、快適な家にならないから。
なぜ、暖かい家にならないかと言うと気密性能が悪いとせっかく断熱して暖められた空気が
外に逃げてしまうからです。
どこから暖かい空気は逃げるのか?
どこから逃げるかと言うと、暖かい空気は上の方から逃げます。
暖かい空気が逃げた分冷たい空気が下から入ってきます。
冷たい空気が入ってくる分ますます温度差ができて暖かい空気はどんどん上に登って逃げていきます。
温度差による空気の上昇する力はかなり強いものがあります。
熱気球を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
熱気球にはエンジン付いていません。
バーナーで下から気球の中の空気暖めているだけです。
その、暖められた空気が膨張して上にあがっていく原理で
ゴンドラと人持ち上げます。
これって、すごいですよね。
気密が悪いと暖かい空気は上から逃げて、冷たい空気が下から入ってきます。
だからストーブやファンヒーターでガンガン暖めていても、
こたつに入っていないと寒いってことが起こるのです。
これ悪循環ですよね。
ツララができる家は性能が悪い⁈
この気密性能ですが、北海道の工務店の方から教えてもらったんですが、気密性能が良いかどうかが、
北海道だと外から見てわかるそうなんです。
どこで分かるかと言うと。
それは屋根にできる「ツララ」。
「えっ?ツララのどこが関係するの?」と思いますよね。
実は気密性がしっかりとしている家にはツララはできません。
そもそも「ツララが何んでできるんですか?」
というと室内の暖められた空気が漏れ出て屋根の雪を溶かすから。
気密性能が良くて暖気が外に漏れなかったら屋根の雪は溶けない、だからツララはできないという事です。
島根でツララはできないので性能の違いは、ばれませんけど、
屋根の雪が溶けるほど熱が漏れるってかなりムダですよね。
気密性能ってどれくらい必要なのか?
相当隙間面積(C値)
この気密性能については判断する指標がありますのでまずはそれを知っていただきたいんですが、
相当隙間面積C値と言って建物全体の隙間面積を延床面積で割った数値です。
値が小さい方が性能が高いという数値となります。
最低限必要な気密性能とは
一般的に24時間換気がきちんと機能するためにはC値1.0㎠/㎡以下
とういう数値が必要と言われておりますので、
まずは最低でも1.0以下は必要と言えると思います。
なんで、換気と関係があるの?
24時間換気は機械で室内の空気を外に出して、給気口から新鮮を取り入れるのですが、
気密性能が悪いと給気口ではなく近くの隙間から空気が入ってきてその空気が吐き出されるだけになります。
ストローでジュースを飲むことを思い浮かべてもらったらと思いますが、もしストローに穴が開いていたらコップの中のジュースを飲むことはできません。
穴から空気が入ってきてその空気を吸うことになってしまいます。
ストローに穴が開いていないから、気密化されているから、ジュースを吸い上げることができます。
換気も同じように気密性能が悪いと近くの隙間から空気を吸ってしまい上手く換気ができません。
気密がしっかりしている事によって吸いたい場所から空気を吸う事ができ、その空気が流れを作ってよどみを無くし、換気ができるのです。
そして、その換気システムが機能するために必要な最低限の気密性能、C値は1.0と一般的に言われていますので、1.0以下という数値は必ず必要だと言えるでしょう。
高気密と言えるのはC値0.5㎠/㎡以下
時々がC値1.0以下という事で高気密と言っている住宅会社もありますが、
先ほど説明したようにC値1.0というのは、建築基準法で義務付けられている換気が
きちんと機能するために最低限必要な性能数値です。
最低限の数値をクリアしただけの性能を高気密とはいえないですよね。
断熱性能も、同じで基準が低すぎます。
昭和の断熱材を施工されていないような住宅と比較して高断熱と言ってみたり、
気密なんて全く意識していない家と比較して、高気密と言ったりしてるのが実情。
現代の技術レベルから気密性能を見た場合、高気密と言えるのは換気が最低限機能すると言われるC値1.0の半分
つまり、C値0.5以下の性能と言えるでしょう。
高気密の家は窓を開けてはいけない?
「自然の風通しが大切なので、高気密の家はよくない。」
という声を時々耳にしますが勘違いしてほしくないんですが、風通しは設計や暮らし方であり、
気密は性能のことで、全く別の次元の内容です。
高気密の家は窓を開けてはいけないという事ではありません。
暮らし方として、気候の良いときは窓を開けて自然の風を楽しむことはとてもいいことですし、
それを可能とする間取りになっているかは設計が左右します。
しかし、心地よい風を楽しめる季節ばかりではありません。
ジトジトする梅雨や蒸し暑い夏、凍てつく寒さの冬など決して気候の良いときばかりではありません。
そのような季節に室内の温熱環境をできるだけ変えずに計画的な換気ができるかどうかは気密性が左右します。
低過ぎる気密性能基準
このように断熱性や換気を左右する気密性能ですが、実は建築基準法にも省エネ基準にも記載がありません。
まったく話にならないのですが、実は平成11年の省エネ基準にはC値の基準がありました。
北海道などの寒冷地の基準が2.0でその他の地域は5.0というとんでもなく低いレベルの基準でしたが、平成14年に記載が削除されています。
そして、いまだに基準が示されていません。
断熱も建築基準法に盛り込まれる予定になっていたものを直前になって延期が決定され、気密も一旦は省エネ基準に盛り込まれていたにも関わらず削除される。
住宅にとって重要な断熱、気密性能に関する基準がいとも簡単に変えられてしまうことに疑問を感じます。
住宅会社の気密の数値を信用してはならない⁉
測定しないとわからない
気密性能は耐震性能や断熱性能と違いがあります。
それは計算で算出するのではなく1棟、1棟、測定の機械を用いて測定をしないとわからない性能という事です。
例えば断熱性能を表すUA値はどんな性能の断熱材を使ったか、どんな性能のサッシを使ったか、面積はどれくらいかなどを拾い出して計算したら出てくるんですが、気密はどんな部材をどこに使ったかで、算出されるんではなくて、毎回、1棟ごとに機械を入れて測定しないと出てこない数値です。
施工精度が問われる数値
つまりちゃんと施工できているかどうか、施工精度が性能を左右します。
何を使ったかの計算で出てくるのがUA値なので極端な言い方をすると、断熱材をきちんと施工しても、ぐちゃぐちゃに施工しても数値は変わりません。
それに対しC値は計算ではなく、機械を入れて実測しますので施工精度を高めないといい数値は出ません。
計算上の数字ではなく、測定結果という誤魔化しようのない数値が突き付けられることになる、住宅会社にとっては、かなりリスクの高い測定が気密検査。
数値が悪かったとしても完成した建物はどうにもならないんです。
だから建築会社としてもC値はできれば触れたくない指標でもあるんです。
モデルハウスのC値は意味がない
大手住宅会社の中にも、UA値やC値でかなり高い数値を表示しているところもありますが、
もしその数値が実験的に建てたモデルハウスや、理論上の数値という事では意味がありません。
こういう数値を出すことができた家が過去あった、
ではなく実際に自分の家でその性能が出せるのかが重要ですよね。
C値は、実際に測定しないとわからない数値だという事を抑えていただきたいと思います。
測定の信憑性
完成時に測定しているか?
ただ、ここで注意していただきたいのは気密測定をしているとしても、
その信憑性はどうかっという事です。
気密測定が工事中と完成時の2回測定しているならいいのですが、
工事中のみというケースは注意が必要です。
建物には電気の引込み口や換気口、エアコンのスリーブなどの
壁を貫通して穴をあける部分が沢山あるんですが、
それら全部に穴をあけて、気密処理をしたのちに測定していればいいのですが、
サッシを付けただけの状態で壁を貫通する穴をあけずに測定し、
その後、壁に貫通する穴を開けるというパターンです。
穴が開いていない状態で気密が良いのは当然のこと。
その後の壁を貫通して開ける穴の処理がどうかが大切なのに
それをしていないのであれば、完成時にはかなり気密性能は落ちてしまいます。
しかも完成時に測定しないのであれば、実際に出来上がった家の気密性能は分かりません。
測定が工事中の1回のみという場合は全ての穴をあけた状態で測定をしているかが重要です。
もし、それが分からないようであれば完成時にも測定してもらうことをお勧めします。
第三者によるが測定専門会社の測定か?
もう一つは、測定している業者が検査や測量専門の第三者機関による測定なのか、
部材納入者などの利害関係者による測定かという点です。
気密性能が上がる部材提供をしている業者自身が測定しているケースは注意が必要です。
気密測定が自社の製品を採用してくれたことによる性能アップをアピールする手段になっているようだと、その信憑性は疑わしいものとなってしまいます。
実際に別の業者が測定したら全然違った数値になったというのを聞いたこともあります。
ただここは部材納入業者でも、きちんと測定している業者もいますのですべて疑わしい問う事ではありませんので、難しいところではありますが、可能なら測量専門の第三者機関による気密測定をお勧めいたします。
住宅会社の施工品質を推し量る
気密測定を実施している会社は施工品質が高い
どういうこと?と思う方も多いかと思いますが、測定の項目は気密性能ですが、その性能を出すためには細かく丁寧な施工が必須条件であるとするならば、気密以外の工事も丁寧な施工がされているとみていいと思います。
住宅会社を選ぶ際に間取りや仕様、金額の比較は容易にできますが、施工品質についてはわかりにくいものです。
品質については、「大きな会社だから」、「昔からやっている会社だからで大丈夫だろう」
という判断になっていませんか?
気密測定をしているかどうかは建物の性能を左右する数値が分かるだけでなく、測定結果という誤魔化しようのない数値に向き合っているという事、
つまり住宅会社の施工に対する真剣さ精度の高さを推し量る物差しにもなるという事です。
ぜひ今ご検討中の会社様に「全物件気密測定をしていますか?」と尋ねてみてください。
この質問に「全物件測定しています」と答えられる建築会社は気密性能だけでなく施工品質の向上に取り組んでいると見ていただいても良いかと思います。