家と健康について

住まいは人を健康にできる。日本の新しいくらしとは

人は寒さに弱い?!

人は寒さに弱いという事をご存じでしょうか?
世界5大医学専門誌『ランセット』で発表された、日本を含む世界13か国384都市における7400万人の死亡データを解析した結果によると、低気温で死亡した人は高気温で死亡した人の17倍、日本は30倍以上にもなります。

このことは寒さが引き金となり、病気が悪化して亡くなる「冬の死亡増加率」となって現れます。
この冬の死亡増加率ですが、寒さが原因であるにも関わらず、寒さが厳しい北海道が一番低い結果となっています。
逆に大分県、和歌山県、熊本県、香川県など温暖地と言われるような県は本街道の2倍以上の高い値となっています。

このことから分かることは、どんなに外が寒くても家の中が暖かいと死亡リスクが下がると言う事と、我慢できる寒さで冬を過ごすことの危険性です。

WHOは2018年、寒い季節に健康を守るために室温18℃を勧告。子どもやお年寄りには更に暖かくすることを強く勧告しています。
ところが、日本において寒さは耐え忍ぶ、克服するものという認識があり、家を暖かくして過ごすという風習はありません。それどころか省エネのために、家を暖かくするのではなく、厚着で乗り越えようという気運すらあります。

不十分な暖かさのリビングに加え、廊下やトイレ、洗面室との温度差は、更に健康リスクを高めます。これら家の暖かさが健康、命を左右するということが様々な研究によって明らかにされています。
残念なのは、そのことをほとんどの人が知らないということ。

私たちハルサは家がそこに住む人の健康を大きく左右することを多くの人に知ってもらい家づくりを通し健康に寄与していきたいと考えます。

健康創造産業としての家づくり

健康に関する産業と聞いて何を思い浮かべますか?

医療、医薬品、健康食品、フィットネスクラブなどいろいろとありますが、そもそも、医療や医薬品は健康を害したから必要となるものではないでしょうか。

健康食品やフィットネスクラブは、本人が食べ続ける、通い続けることが前提となっています。

ところが暖かい家を建てて住むことによる健康法は我慢や努力の継続は一切不要です。
それどころか、他の人よりぬくぬくと快適に暮らし、エネルギーも節約しながら健康を維持できるのです。

勉強でも、スポーツでも仕事でも、こうなりたいという願望達成のためには、欲を我慢し、努力と継続が必要になります。

努力や我慢を必要とせず、手放しで健康をプレゼントできるのは住宅だけということに私たちは気づきました。しかも、そこに住む人全員にプレゼントできるのです。

そもそも家を建てる根本の目的は何でしょうか?

それが「家族が健康で快適に暮らすため」であるならば、私たちが建てるべき家は単に電気代が安くなる家ではなく、そこに住む家族が健康になる家でなければならないと考えています。

まさに健康創造産業としての家づくりであり、これからの「新しい日本のくらし」はそこから始まるものと考えています。