HAET20/G3性能のこと
高気密・高断熱・高性能住宅

“いのちを守る家”をつくるために。
全国でも数少ない「G3」基準の家。

寒さが健康被害をもたらし、死を招くという事実をご存じでしたか?
冬に寒さが引き金となり死亡する人が増加する「冬の死亡増加率」はこの事実を裏付けています。
WHO(世界保健機関)は2018年、健康を守るため冬季の最低室温を18℃以上に することを強く勧告しています。
室温と健康の相関関係の研究を進めたり、冬の最低室温を法律で決めるなど 家全体を暖かくする取り組みをしている欧米各国。
日本では命と健康を守る性能として断熱性能を見ることはなく、 省エネのために厚着をしてエアコンの設定温度を下げることを推奨。
命を危険にさらしてまで省エネをする意味はあるのでしょうか?
わたしたちハルサは断熱性能は省エネではなく 命と健康を守るための性能であり、その性能は家全体を暖かくできるレベルが必要と考えます。

「HEAT20 G3基準」のメリット
断熱性能と健康

犬小屋レベルの家が建築できる?!

2023年現在、わが国には未だ断熱基準に明確な規制がなく、断熱材なしの犬小屋レベルの住宅を建てることができます。「建築コストが安い!」と、喜んでばかりもいられません。寒い家は思った以上に我々の健康に暗い影を落とします。
良く知られているのがヒートショックです。断熱性能の十分でない、温度差の大きな住宅でおこりやすく、高齢者の死亡要因としてご存じの方も多い事でしょう。WHO(世界保健機関)は2018年11月、冬の住宅の最低室内温度として「18度以上」を強く勧告、高齢者や小児はもっと温かい温度を推奨しています。

しかし、国土交通省が平均年齢57歳の住居2000戸を調査すると、居間では6割、寝室・脱衣所に至ってはなんと9割もの家が18度に達していないことがわかりました。寒い住宅に住む人の総コレステロール値、悪玉コレステロール値は有意に高く、また心電図表の異常所見も多いことがわかっています。

多くの日本人が「犬小屋」に住んでいる?

暑さ寒さは「ガマン」するもの…そんな価値観を持つ日本人は多いのではないでしょうか。日本の家屋の断熱性能が低いことから、子供のころから暑さ寒さを我慢して乗り切ることに慣れてしまっている方が大半でしょう。
しかし近年、そんな根性論では解決できない様々なリスクが浮かび上がってきました。
寒冷な住まいの10年後高血圧発病確率は6.7倍、4年後循環器疾患死亡確率 4.3倍。断熱性能の低さゆえの結露によるカビ・ダニによるアレルギー。介護リスクの増大。
寒い・暑い家がQOLを著しく下げ、健康寿命を縮めることは、もはや疑いようのない事実なのです。
※住宅の温熱環境と健康の関連(国土交通省)より一部引用

だからHEAT20「G3」標準装備。

だからHEAT20「G3」標準装備。

人生の大半を過ごし、安らげる空間であるはずの住宅が命を脅かす場所になってしまっては本末転倒です。
これから家づくりを検討される方には断熱性能は省エネではなく、命と健康を守る性能としてお考えいただきたいと思います。
わたしたちは省エネと健康、そのどちらも十分満たす性能として
HEAT20のG3基準の住宅を推奨し、家屋の性能の低さからくる健康被害のリスクを減らしていきます。

「HEAT20 G3基準」のメリット
真の高気密・高断熱は
G3グレードから

HEAT20とは?

HEAT20とは、明日の日本の住まいの方向性を示し、技術を具現化し、それを促進するための提言をするという考えのもとに研究者などの有志が集まり発足された
住宅の高断熱化技術性能の基準です。

HEAT20では日本を8つの地域に区分し、それぞれの気候に適した断熱性能の基準値を定め、グレードで評価しています。断熱性の高さはUA値を用いています。国の基準である「H28省エネ基準」や「ZEH(ゼッチ)」など他の基準よりも、厳しい基準となっています。

環境問題やエネルギー問題への対策として住宅のさらなる省エネ化が望まれているなか、断熱性能の技術と評価方法を形にすることで、健康で快適な住まいの普及を目指しています。

HEAT20とは?

UA値とは?

断熱性能をしめす指標です。外皮平均熱貫流率といい、
端的に言えば家の床、壁、屋根などからどれ位熱が逃げていくかという数値です。値が低いほど性能が高いと言えます。

G3が標準装備なのか?

なぜG2ではなく、G3基準なの?

2018年WHO(世界保健機関)が冬に健康を守るための室温として18℃以上を勧告。
日本には今だ断熱性能の最低基準すらありません。
2025年に義務化予定の基準(H28省エネ基準)は
6地域の場合UA値は0.87。
これに対し欧米諸国の基準はつぎの通り。
アメリカ0.43、フランス0.36、イギリス0.42、ドイツ0.40。
欧米の基準と比較すると日本の住宅の断熱性能は
欧米より劣っているように見えますが、
これは日本が欧米諸国よりも暖かいからでしょうか?
日本気象協会が天気予報を提供するウェブサイト「tenki.jp」に記載されている
グラフを見ると、冬の気温は決してく暖かくないことが分かります。


G3が標準装備なのか?
●tenki.jp.「ヨーロッパと比較!夏家電の需要が高い国ランキング!」.
https://tenki.jp/suppl/data_analysis_team/2020/10/13/29991.html,(参照 2023-03-13)

寒い時期の健康を守るためには日本でも欧米並みの断熱基準が必要であるといえるでしょう。
冬の寒さだけでなく、夏の気温が高い日本では暑さを防ぐためにも
断熱性能は有効であり、欧米よりも断熱性能が
必要な国であると言ってもいいのかもしれません。

では、日本において基準となる断熱性能はどのくらいでしょうか?
欧米の基準をを参考にするならHAET20 のG2(0.46)は最低でも必要な性能基準と言えそうです。
G2(0.46)を基準(普通)とするなら
高断熱と言えるのは、
それより高い性能であるべきではないでしょうか?
私たちハルサがG3基準を推奨する理由です。

/2022年の法改正
∼省エネ基準の大幅な見直し/

2022年の法改正~省エネ基準の大幅な見直し

いま、住宅の基準は大きな変化を迎えようとしています。「2050年カーボンニュートラルの実現」、「2030年度温室効果ガス46%排出削減」という政策目標、世界的な脱炭素化の動きから、2022年の断熱等級5.6.7の新設のみでなく、2025年から「平成28年基準(等級4)」がすべての新築住宅に義務付けられます。

今まで各メーカーが「高断熱」とうたっていた等級4が最低基準に格下げになるということです。
2030年には適合基準のさらなる厳格化もありえます。

今後何十年にもわたって住み続ける家。
先の資産価値のことだけでなく、なにより大切な健康のためにも、わたしたちは
HEAT20 G2(0.46)を中間基準とし、これからの高断熱住宅として
G3基準の家をお勧めいたします。

等級比較表

環境にも、家計にも
もっとやさしい。

環境にも家計にもやさしい住宅です。