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島根県出雲市の土地探し、失敗しないコツ&チェックポイント
2023.02.09
お役立ち記事
建築のプロが徹底解説
良い土地が見つからない……
「子どもが大きくなってきたので広い家に引っ越したい」
「こだわりの家で、家族とのんびり暮らしたい」
そんな思いでスタートした家づくり。
しかし、初めてのことばかりで、なかなか思うようには
進まないというのが現実ではないでしょうか。
特に、マイホームを建てるには、建物を建てる前に、
まず探さなければならないものがあります。
それは「土地」です。
土地を見つけてから家を建てる。この流れだけは、変えることができません。
ただ、いざ探し始めると、条件の良い土地は簡単には見つかりません。
そして「土地探しをしているのは自分だけではない」と気付くのです。
同じエリアで、同じような広さで、同じような予算で探しているライバルがたくさんいる……
多くの人が、土地を探していて、そして、多くのライバルが、良い条件の土地を見つけようと、血眼になって探しています。
土地は、好きな場所に、好きな大きさのものをつくることができないので、あるものの中から選ぶしかありません。
ライバルよりも早く見つけて、早く購入する。
土地探しは、早い者勝ちの世界なのです。
では、どうすれば、ライバルより早く、良い土地を手に入れることができるのか?
土地探しのコツとチェックポイントを詳しく解説します。
1.満足できる土地を見つけるために! 土地探し5つのステップとは?
理想の土地を手に入れるには、
戦略的に土地探しを進めていく必要があります。
そのためにも裏技をお伝えする前に、
まずは土地探しの進め方を押さえておきましょう。
1-1 情報サイトも活用! 土地情報を集める
住宅情報誌やインターネット、不動産業者などから、土地情報を集める。
一般的に見られている土地情報サイト
【山陰不動産ナビ】株式会社ティーエム21が運営する山陰に特化した不動産情報サイト
https://www.tm-21.net/
【suumo】株式会社リクルート住まいカンパニーの不動産情報サイト
https://suumo.jp/tochi/shimane/city/
【athome】アットホーム株式会社の不動産情報サイト
https://www.athome.co.jp/tochi/shimane/city/
【くらさぽ】日本情報クリエイト株式会社が運営する不動産情報サイト
https://www.kurasapo.net/grouping/shimane/%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%B8%82-tochi/
【LIFULL HOME'S】株式会社LIFULLが運営する不動産情報サイト
https://www.homes.co.jp/tochi/theme/14102/shimane/izumo-city/list/
島根県出雲市で検索すると、
・山陰不動産ナビ・・・197件
・suumo・・・82件
・athome・・・10件
・くらさぽ・・・147件
・LIFULL HOME'S・・・146件
【2020年1月22日現在】
多いでしょうか? 少ないでしょうか?
このように数字で見ると、多くないという印象を持たれる方が多いです。
また、希望の地域を車で回って、売地の看板を探したり、地域に根差した不動産業者に足を運んだり、
土地情報を積極的に集めましょう。
1-2 希望するエリアの土地をピックアップ
情報を集めたら、希望するエリアの土地をピックアップします。
値段の高い安い、土地の広い狭いなど、条件のことは考えずに、集めた情報の中から、希望するエリアの土地情報だけをピックアップしていきます。特に、価格は予算よりも10~20%高いものまで選んでいきます。
1-3 ピックアップした土地に優先順位を付ける
ピックアップした土地は、お気に入りのものばかりです。
この時点で、実際に現場を見に行きましょう。
広さ、日当たり、通勤時間、周辺環境などを確認し、家族で話し合って、優先順位を付けましょう。
1-4 全体の資金計画を立てる
土地の購入費用・建築費の他、税金・引越し費用・家具や家電の買い替え費用・住宅ローンの手数料や諸経費など、
予算オーバーにならないように計画します。
予算がオーバーしている場合は、資金計画の見直し、親御さんから援助を受けるなど、具体的な対策を立てます。
場合によっては候補地の見直しも必要です。
1-5 価格交渉
交渉をして希望価格に折り合いをつけるができれば購入します。
土地探しで重要なことは、理想の土地にめぐり逢えたら、ライバルより先に決断するということです。
土地は一つしかありません。決断が遅いと、ライバルが先に購入してしまいます。
そのため、価格交渉をする前までに決断できるように、資金計画をして、しっかり準備しておきましょう。
2.理想の土地を手に入れる3つの裏技
土地を探すとき、どこから情報を入手しますか? 住宅会社の営業の人、不動産業者、土地情報誌、インターネット。
どんなケースでも考えてもらいたいのが、土地探しをしている何人の人が、その情報を知っているかです。
良い土地は、わざわざ広告しなくても売れます。
本当にお買い得な土地情報は、ほんの一握りです。
その情報をどう入手したらいいのでしょう?
2-1 不動産業者に一番早く新しい分譲地を紹介してもらう
通常、土地を探すとき、チラシやインターネットを見て、不動産業者に連絡します。
しかし、新しい分譲地の良い区画を手に入れるには、この方法は向いていません。新しい分譲地の良い区画は、広告に出る前に売れてしまっているということが多いからです。
よく広告に、良い区画であればあるほど「済」と書かれていることがあります。それも、新しい分譲地の発売時であったとしても「済」と書かれていることがあります。それは、広告が出る前に、売れているからです。
なぜ、発売前に売れてしまっているかというと、事前に不動産業者が、購入しそうな人に声をかけているからです。
条件の良い区画は、広告をしなくてもすぐに売れてしまいます。不動産業者が、造成の計画の前に、信頼できるお客さまに連絡して売ってしまうのです。
そのため、分譲地の情報をいち早くゲットしたいのであれば、不動産業者との信頼関係を築いておくことが大切です。不動産業者も、熱心なお客さまになるべく良い条件の土地を売りたいと思うものです。
価格交渉はしづらい、時期が見えにくいというデメリットはありますが、分譲地の中で一番良い条件の区画を手に入れる最も効果的な方法です。
2-2 欲しい土地の条件が明確なら、不動産のプロに任せる
「◯◯区域の何丁目」「◯◯小学校から徒歩5分以内」など、具体的な希望場所が決まっている場合は、土地が出てくるのを待つのではなく、条件に当てはまる土地を積極的に探しにいきましょう。
空き地や売りに出されそうな土地を地図にマークして、法務局で所有者を調べます。所有者が分かったら、直接所有者を訪ねて「土地を売る気はありませんか?」と聞いてみるのです。たくさんの土地を持っている地主さんの場合、なににも使われていない「休眠地」だったということも多いです。聞いてみると、意外と売ってもらえることもあります。
この方法も、価格交渉がしづらい、時期が見えにくいというデメリットはありますが、どうしてもそのエリアでないとダメと言う事であれば、試してみてもいい方法です。
-交渉のコツ-
地主さんとの交渉を自ら行うのはやはり気が引けるものです。
日々忙しい中、時間に余裕がない方も多いはずです。
そんなときは、プロに交渉を任せる方法があります。
価格交渉がしづらい、時期が見えにくいというデメリットはありますが、
交渉が成功しない限り、費用を支払う必要はありません。
住みたい場所が決まっているのなら、
不動産業者にお願いして地主さんと交渉してもらうという選択肢もあります。
2-3 希望の価格より、10~20%高い土地を探して、価格交渉する
売れる土地は広告に出る間もなく売れてしまいます。
逆に、人気のエリアでも、なかなか売れない区画もあります。しかし、価格は安くありません。安くしてしまうと、すでに購入した方に顔が立たなくなってしまうからです。ただ、もし、売主が「なるべく早く売りたい」と考えているのなら、交渉次第では値引きが可能です。
土地の価格は、売る側が「このくらいの値段で売れたらいいな」と決めたものであり、ちょっと高めの設定されていることがあります。そのため、もし、売れ残っているなど、タイミングが合えば、価格交渉に応じてもらえるかもしれません。
ただ、一つだけ注意してほしいことがあります。それは、価格交渉をする際は、必ず事前に資金計画をして購入する準備を済ませておくということです。値下げ交渉は購入を前提として話を進めていくことがほとんどです。
3.住宅会社を味方につける
土地を購入する目的が家族が快適に暮らす家を建築するため
であるならば、やはり最後は住宅会社見てもらうことが重要です。
不動産業者とは違った建築のプロとしての視点で土地を見てもらうことで新たな発見があります。
3-1 建築にあたって問題点は無いかを確認してもらう
一見良さそうな土地、安そうな土地であったとしても、家を建てようとすると障害や思わぬ出費を伴う土地もあります。
また、どんな家を建てようとするかによっても、向き不向きがあります。
住宅会社に建築する上での問題点は無いか、購入を決定する前に見てもらいましょう。
建築にあたって土地に対する費用がかかるならば見積もってもらい、思わぬ出費とならないよう事前に確認しておきましょう。
3-2 土地だけでなく家とセットで考える
土地を探しているとエリアはいいけど土地の形や日当たり、広さなどに難があり、候補地から外れている土地はありませんか?
条件が悪そうな土地であったとしても、建築の工夫で解決できることもあります。
その工夫によってかえって他にはない個性的な家になることも。
家を建てるにあたって南向きの整形地であることは決して必要条件ではありません。
誰もが欲しがる価格の高い土地ではなく、一見条件の悪そうな土地に見える土地の中にも
間取りの工夫次第で快適に暮らせる土地があります。
このような土地の見分け方は土地だけを見て判断はできません。
その土地の個性を読み取り、自分たちの暮らしに合った住まいが実現できるかプランニングしてもらうことで判断ができます。
これは無いな、、、と見送った土地の中にもしかしたら、あなたに見つけてもらうのを待っているダイヤの原石のような土地があるかもしれません。